食品業界の展示会への参加

食品業界では、毎年、大きな食品の展示会が開催されます。東京、大阪で交互に開かれ、アジア各国の食品が展示されることとなります。その展示会には、各食品を加工するの機械もありますし、原材料もあります。機能性食品もありますし、それらの包装材料もあります。各企業がブースを買い取り、そこに自社製品を並べます。次々と訪れる業界関係者に対し、新製品を中心として商談を行うのです。ですから、おっ、と足止めしたくなるような展示物を各企業が展示することになるのです。特に普段加工段階を見ることのできない食品については、黒山の人だかりになっているところも見られます。さらに、食品ですから、当然試食もできるようになっています。一定時間が来ると出来上がったばかりの食品が、見学者に振舞われるために、それ目当てで徘徊しているといってもよい人もいるほどです。

ですから、一般人も一定の入場料を払えば入場することができるのでかなりの数を見かけます。そういった中でいかに印象を強く与えることができるかを考えると、やはり営業担当の手腕にかかるところが多いと感じます。私はどちらかというと、お客さん側で訪れることが多いのですが、まず、はじめの質問での返答でその企業の力を測ってしまいます。聞きたいことに対して、きちんと答えてくれる人というのは、半分にも満たないというのが印象です。もちろん、相手も商売ですから、短い期間で、有望なお客さんをつかむ必要があるため、私が軽く見られているためにそうなっている可能性も否めませんが、きちんと返答されていない理由が、自社製品のことをよく知らないために、そうなってしまっている場合が多いのです。特に、各支社から、時間が取れるメンバー構成で、営業担当を一人ずつ集めているような会社は、そのようなことが多いと感じます。業種にもよるとは思いますが、できることなら、こういった展示会の会場には、非常に専門的なことは別として、技術的なことと、価格的なことの両面を即座に対応できる担当者を置いておくことで、商談がずいぶんスムーズに進むのでは、と感じることも多くあります。

それでもそういった企業でもアフターサービスに力を入れている場合もあります。パンフレット類をもらう際には名刺を要求される場合も多く、その名刺を見て、後日連絡してくるというパターンです。確かにこちらのほうが落ち着いてしゃべることもでき、深い話もしやすくなる面もあります。商談成約数はともかくも、こういった展示会はどの企業も反響の大きさについては目をそむけることができないほどの効果があるようで、毎年、よいブースには大手企業が必ず入っているほどです。