見本市は企業にとって大切な展示会です

展示会というイベントは規模の大小はあっても基本的に見本市という性格を持っています。見本市とは企業が新商品や新サービスをお披露目する展示会のことです。見本市は様々な業界で行われています。そのままの形で消費者に販売できる商品が出展される場合は、出展企業では流通企業のバイヤーに自社商品を紹介し、流通企業に自社の商品を納入してもらうことで、一般消費者への売上向上に繋げようとの主旨で出展します。いわばBtoBtoCのビジネスモデルです。このような展示会では、一般来場が可能な開催日も設けられています。この他、部品メーカーが大手メーカーの製品に自社の部品を使用してもらうという主旨で開催されるものや、食材の生産者が食品メーカーや食品卸のバイヤーに、自分の食材を紹介することを主旨として開催されるものもあります。

このようなBtoBの商談会がメインとなる場合は、一般来場を行わないことも多く見受けられます。企業や生産者にとって、見本市は販路拡大のための大切な販売促進活動なのです。実は、大規模なイベント会場で多くの一般来場者が訪れる見本市はそれほど多くはありません。大多数はいわゆる業界人のみが来場する小規模な展示会になります。従って、展示会の花であるコンパニオンが、露出度の高いコスチュームを身にまとって笑顔を振りまくこともありません。出展ブースの前で資料を配っている女性は、ほとんどがその会社の女性社員です。インターネットが普及し、オンラインショッピングが市民権を得てきたとはいえ、やはり企業にとっては直接お会いして自社の商品や製品を売り込むことが大切な営業活動なのです。イベントの当日に商談が成立しなくても、まずは一人でも多くのバイヤーと名刺交換をし、見込み客を増やすことで見本市が終わった後の営業活動に生かしていきます。商談を目的とした見本市の多くは経済関連の業界紙(誌)が主催しています。特定の業界のニュースだけを扱う新聞や雑誌については一般の読者は極めて少ないのですが、その代わり、その業界のバイヤーのほとんどが目を通しています。

このことが業界紙、業界誌と言われるメディアの特長です。企業や生産者は自社商品を営業ターゲットに絞ってPRできることから、主催者に出展料を払ってまで出展するのです。また、出展企業にとっては、業界紙(誌)に掲載された記事は、通常の営業活動に活用できますので、出展する意義があるのです。